相続・遺言・遺産整理なら司法書士法人あいおい総合事務所＜戸塚区・泉区・栄区＞

こんにちは！司法書士の清水です。
今回は、近年特に増えている「親族同士で話し合えない」ことの難しさと、それに対して司法書士ができる支援についてお話しします。

最近、「相続や老後のことを話したいけれど、直接は言いづらい」というご相談が増えています。
かつては、年長の親族――たとえば叔父さんや叔母さん――が間に入り、それぞれの立場や思いを汲み取りながら、話を上手にまとめてくれる存在でした。
しかし現代では、親族間の関係が希薄になり、そうした“まとめ役”がいなくなりつつあります。
そのため、「トラブルはないけれど親しくないから話しづらい」「自分から切り出すと、揉めごとになるのではと不安」という声が多く聞かれるようになりました。

相続や成年後見、不動産の売買などは、複数の関係者が関わるため、誰かが話を主導しないと、なかなか前に進みません。
ですが実際には、次のような事情で話し合いが停滞してしまうケースが多くあります。

当事者が高齢で、意思の確認や理解に時間がかかる

親族同士の関係が薄く、連絡すら遠慮してしまう

感情的な経緯があり、対話が難しい

誰か一人が前に出ると「主導権を握った」と誤解されてしまう

その結果、「何年も手続きが進んでいない」「何をどうすればいいかわからない」といった状況に陥ってしまうのです。

そうした場面で、私たちあいおい総合事務所では、司法書士が「中立な調整役」として関与する機会が増えています。

私たちは特定の誰かの代理人ではなく、関係者全員から依頼を受けた中立的な立場で関わります。
法律的な仕組みや必要な手続きの流れをわかりやすく説明し、それぞれの意見や希望を丁寧に汲み取りながら、合意形成をサポートしていきます。

「身内ではない第三者だからこそ冷静に話ができた」「誰にも偏らない中立な立場で調整してくれて安心できた」と、多くの方から喜びの声をいただいています。

ある相続のご相談では、相続人である兄弟姉妹が全員高齢で、普段はまったく交流がありませんでした。
「誰が仕切るのか」「何をどう話していいか分からない」と遠慮しているうちに、何年も手続きが止まっていました。

当事務所が中立の立場で関与し、制度の説明から意向の聞き取り、遺産分割協議書の作成まで一貫してサポート。
感情的なしこりを生まず、全員が納得できる形で相続手続きが完了しました。

認知症が進行したご本人について、後見制度の利用を希望するケースでは、子ども・親族・区役所・ケアマネジャー・介護事業者・医療機関など、多方面の関係者が関与します。

それぞれが「本人のため」を思って発言していても、立場や視点が異なれば方向性もばらつきます。
当事務所は制度の仕組みをわかりやすく整理・説明し、意見の調整や書類作成を進め、裁判所への申立てもスムーズに実施。
最終的に、本人にとって安心できる生活支援体制が整いました。

親族間や知人同士での不動産売買は、信頼関係がある一方で、曖昧なまま進めると後々のトラブルにつながることもあります。

例えば、

測量や境界確認がされていない

家財の片付けや名義変更が進まない

税金（譲渡所得など）の対応が不明

といった点で行き詰まることがよくあります。

当事務所では、関係者全体の事情を丁寧に整理し、測量士や片付け業者との調整、売買代金の授受立会い、登記申請、税理士との連携まで、トータルに支援。
不安なく安全に、円満な取引ができたと喜ばれました。

このような“人と人との関係を整える調整役”は、単なる書類作成だけを行う事務所では担うことが難しい分野です。

私たちあいおい総合事務所は、司法書士としての法律知識に加え、親族関係や地域の信頼関係を大切にしながら、物事を前に進める支援を重視してきました。

制度を整理するだけではなく、「どうすれば関係を壊さずに話がまとまるか」を常に意識しながら、円満な調整を行う――
それが私たちの強みであり、地域の皆さまから選ばれている理由です。

相続・成年後見・不動産・老後の暮らし――これらはどれもデリケートで話しづらいテーマです。
でも、「だからこそ」中立的な専門家が間に入ることで、関係を壊さずに、安心して前へと進めることができます。

あいおい総合事務所は、単なる手続きの代行ではなく、信頼関係と調整力を重視した伴走支援を行っています。
「誰に相談したらいいかわからない」「話をうまくまとめてほしい」という方は、どうぞお気軽にご相談ください。